2011年8月21日日曜日

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ラブ!ミー!テンダー!
小林 由美子/2010/ビデオ/カラー/29
出演:小林芳治、小林トク子


あらすじ
ジャニーズの追っかけをして少年に無償の愛を捧げる娘、田舎で朝から晩まで働く父と母。末っ子の私は家を継げないから、かわりにカメラをまわし続ける。撮り続けたテープを見返したら、いつも家族ばかり撮っていた。ハードディスクの中の映像を再生して再撮して、フィルムもデジタルも過去も今も現実も願望もいっしょくたんにしてもわかんないくらい変わらない。アイドルの追っかけをしているダメな娘は、一生娘でいたいんです。


セルフドキュメンタリー映画です。この作品は撮影自体は5~7年前に撮影したものです。
それをフォルムもデジタルも過去も今もごちゃまぜにしてミックスしました。
それはとても必然的で、2011年になりました。
私はずっと家族としきたりと地元としかも地元っていっても半径100mくらいの、子供の頃からいつも泣いて歩いていた道と田んぼと用水路で、
冬にはどんど焼き(竹とわらで作った20mくらいのを田んぼのまんなかで燃やすの)撮るくらいで、
というか、そればっかり撮っていて、何年かたって見返したら、田舎の変わらない風景はいつ撮影したかわかんないくらいかわらなくて、
私もかわんなくて、まぜてもわかんないくらい。
そんで、ずっと家族ばかり撮って、嫌な思いもさせ、私はカメラは暴力だ、人の生活にずかずか踏み込んで、言いたくないことを言わせたり、それを自分の作品ですってみんなの人生を使ってる気がして、なんて傲慢なんだろうと自己嫌悪で撮影できなくなってしまった。
だから、自分を撮ろう、自分ならいくらでも傷ついていいし、誰にも迷惑かけないっておもったけど、撮っているうちに自分のことも守りたくなっちゃって、
なんか、そんな撮影できない状況で、パソコンの液晶越しに、昔の風景や家族をみてたら、それをまた撮影しだした。
液晶を手持ちカメラでぷるぷる手ぶれしたなかで、見つめて切り撮った映像をまたみつめだして、その中でも、追う動きがあって、たまに編集ソフトのガイドが見え隠れするけど、それは今で、かぎかっこの中にまたかぎかっこがあって、私はまたかぎかっこになるんだけど、たくさんの懺悔と、でもやっぱり作りたいっていう自我と、私が家族に出来る愛情表現が粒子状になって焼き付いていく。
痛いくらいの一人称。

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