2011年8月21日日曜日

information / みんなのうた


上映 information

「みんなのうた」小林由美子 / 2010/ビデオ/カラー/39


映像作品「みんなのうた」がイメージフォーラムのヤングパースペクティブプログラムにて上映されました。
ただひたすらに半径100mを紡ぎました。いつもみていた風景、田舎の寒い冬。古い工場。朝から働く父。結婚したくなかった母。空気はつんと張りつめて、白い息。
いつもは何か解決したくて、どうにかしたくて作品を作っていたりするのですが、「みんなのうた」はただひたすらに そこにある風景と気分と向き合いました。
いつものごりごり手持ち一人称映画ではなく、ただひたすらにゆっくりと風景をみつめた作品で、これが撮影時にかなり苦戦しました〜。
カメラと風景に誠実に、そう思うと、記号的な構造って目には見えやすいから、きれいーと思って構図をさぐって撮影するも、それってその絵だけなら美してすばらしいのだけど、映像はただ映像じゃなくて。美しい絵作りなんてしてもしょうがないなとか、そこにある気持ちも気分も記号的に集約したら台無しな気がして。
でも、ひたすらに空が広くてきれいとか、工場の直線がかっこいいとか、緑が目に優しいとかそれもぐっと気持ちに入ってくる。
なんか、いつもみたいに自分が表にたって体はっての撮影よりもよっぽど恥ずかしい、素直なものになりました。
なので自分ではよくわからぬ恥ずかしさで上映も1回しかしてなかったのですが、ヤングパースペクティブで上映してもらえることになって、古くからの友人も「いちばん好き」と言ってもらえる、うれしい作品になりました。勝手に、いつものノリで「ワン・ビンっぽいしー!」と言ってはしゃいでましたが、打倒ワン・ビンってことで、第二弾を撮影予定です。かわってないようでちょびっとかわってる風景と、かわってないようでかわってしまった私が撮れるもの。

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